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2006年5月24日 (水)

ご指摘の件

5/21の記事でご指摘を受けましたので、それに対しての私なりの考えをもう一度書いてみます。読み返してみると言葉足らず(稚拙文章)が多分にあったようです。へこんでるときに、むりやり書くもんじゃないですね(反省)。

まず、餌を切らしても問題ないんじゃないか?との根拠とした「熱帯魚飼育」ですが、これはまったくの私自身の飼育経験から来るものです。熱帯魚は魚ですから、当然のことですが水槽で飼います。ですから水槽の中が生息環境であり、水質の悪化は即魚へのダメージとなります。ここで重要なのは、「水質が悪化しないようにする」と同時に「且つ生息環境の変化が無いようにする」だと私は思ってます。

どういうことかというと、「水が汚れたから水を取り替える」は根本的な解決では無いということです。取り替える「新しい水」は「汚れた水に対して汚れていない水」でしかなく、それまで魚がすんでいた水槽の水の環境とはかけ離れたものだからです。温度を合わせても意味はありません。なぜなら「水質そのもの」が違うからです。

根本的に水の交換をしようとするなら、まったく同じ条件の水槽をもう一つ作り、魚が入っていない状態でポンプを回し尚且つ私の場合はある種の菌(自然界にいるいわゆるろ過や浄化能力のある)を入れ、ろ過装置の濾財も飼育している水槽のものを流用しその上で時間を置いてから(3カ月)交換するようにしてました。

実際には数年間水交換はしたことはありません。半年に一度くらい、濾財を清掃し、砂利の間のごみを取り除き減った分の水を足すだけです。(足す水の量は、水槽の水の3パーセントほどです)

魚にとっての水質の変化ほどダメージの大きいものはありません。そこで水質悪化の原因の第一である「いわゆる残り餌」が出ないようにするのが一番だと考えたのです。

もちろんその都度餌の残りを撤去すればいいでしょうが、水草の植えてある水槽ではすべて取り除くのは不可能です。しかし少量であれば、水槽自体のろ過能力によって分解されます。水を交換してしまうと、このろ過能力自体も低下します。

餌の問題から離れてしまったので元に戻しますが、水の汚れもそうですがそれ以上に私が毎日餌をやらなかったのは、それまでの飼育経験から「毎日餌を与えるとまったく食べないことがある」「見た目でお腹いっぱいの魚はそのまま飼育を続けると寿命が短い」があり、逆にたまにしか餌を与えないと「すぐに寄ってきて直ちに餌を食いきる」「お腹がパンパンではないので泳ぎがスムーズ」「繁殖活動が活発になる」など、プラス面が多かったからです。

「餌を与えないのは人の都合で、ホントは常に餌を欲している」は正しいかも知れませんが、私の飼育経験では餌を毎日与えないほうが健康かつ長生きでした。

哺乳類のように、「恒温動物」では食物の摂取が滞るとダメージが大きいですが、「変温動物」では食物の摂取を、毎日継続的に摂る必要性は根本的に無いんじゃないでしょうか。だからこそ越冬出来たり、完全変態の昆虫は前蛹→羽化後後食まで絶食できたりするんじゃないでしょうか?

前にも書きましたが、クワを長生きさせるのは活動を制限するのが一番です。冬は低温で越冬させ、夏場も出来るだけ高温にならないようにして活発には活動させない。極端なことをいうと、餌を食うのもエネルギーを使います。一番エネルギーを使わないのは「じっとしてる」ことです。

これらを総合的に判断して「切れ目無く餌は与えなくてもいいんじゃないだろうか?」となったわけです。

とはいっても、飼育種(クワかカブか)によっても色々でしょうし、これがまったく正しいとも思っておりません。あくまで私の飼育経験上での考えとご了解ください。

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