オークションなどでよく出ている「ブランドクワ」ってなんなんざんしょ。
「○○県○○産極太固定」ってのはなんとなく解ります。単一産地の中のカッコいいものを固定したってことでしょうから、遺伝子的にもかなり近いもので、「固定」でいいでしょう。でもたまたま出たカッコいい個体に名前(人の名前だったりもする)つけてブランドっていうのはどうなんでしょう?別に違法じゃない?からいいのかな?
他の業種で考えてみましょう。金魚や鯉の世界では、色形で非常に高価に取り引きされるものがあります。これは、とくに「固定化」されたものではなく、「たまたま出た(実際はたゆまぬ努力によって生まれたものだが)」もので、子を採っても同じ色形が必ず出るわけではありません。出やすい確率は高いでしょうが・・・。
次に熱帯魚。こちらは「固定化」されたものが多数存在します。子は親と同じ色形になります。「固定品種」は非常に高値で取り引きされます。
畜産ではどうでしょう。主に牛では肉質や乳量・乳質が重要視されますが、こちらは長年の研究で遺伝子的に確立されています。牛では♂の遺伝子の影響が大ということで、いわゆる「優良種牛」が存在し、その種牛の精子を凍結保存し、人工授精が普通です。
クワカブの世界は、これらに比べるとまだまだ歴史が浅く模索状態だと言えます。どこに重きを置くのか定まってなく、一時の儲け主義が多くはびこっている状態です。「ブランドクワ買って、累代して売ろう」的なことが多いのが現状でしょう。もちろん、しっかり系統管理して固定化しようとしている人もいますが、これらがごちゃまぜになってる感はぬぐえません。
ただ、↑の他業種と違うのは、クワカブは「標本」にして保管できるというのがあります。今のように生きた虫を触れない時代、標本は非常に高値で取り引きされていました。生きている状態ではなく、死したのちも形態・色がそのまま保存できる「標本」は昆虫特有です。蝶の世界では、生きている状態でありがたがるのは稀です。
クワカブは、どの方向に向かうのでしょうね・・・。
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